去年の暮れに右の脇腹が痛くなり病院で診てもらったところ、大腸がんの疑いが
あるという事で大腸のがん検査をする事になりました。もともと心房細動の治療で評判の良い心臓外科にかかっていた友人のお父さんが肺がんで放射線治療を受けていると聞いていたので不安でいっぱいでした。
先生から検査の詳しい説明があり、帰り際に大腸の中を洗浄するために検査の3日前から
飲む錠剤と液体の飲み薬を渡されドキドキしながら家路に着きました。
3日前になり渡された液体を飲み始めたのですが、これがお酢を更に酸っぱくした様な味で
飲めた物ではありません。
この液体を飲む事によって更に大腸の具合が悪化してしまうのではないかと心配になりました。
錠剤と液体の飲み薬を飲み終え、検査当日の朝を迎えました。
検査は動くベッドに横になり、肛門から管を通して大腸が膨らむほどの大量の空気を
送り込まれました。
「お腹が張っても絶対におならをしないで下さいね」と念を押されたので、検査の間は
歯を食いしばって決しておならが出ないように頑張りました。
大腸がこれでもかという位に膨らんだ後に肛門からバリウムを入れた後に
内視鏡を挿入して腸の内部の撮影が行われました。
その後撮影が無事に終わり内視鏡が抜かれた後2,3歩歩き始めた後に突然意に反して
「ブブブ」と大きなおならが出てしまい暫く止める事が出来ませんでした。
近くにいた数人の看護婦さんには丸聞こえだったのでとても恥ずかしい思いをしましたが、
仕事柄なのか特に驚く事もなく平然とした顔をしていました。
数日後に今回の検査ではがんが見付からなかったという検査結果が出て安心しましたが、
大腸のがん検査はもう二度と受けたくないというのが正直な自分の気持ちです。